私たちの想い
子どもの笑顔は 教職員の笑顔から
今、未来にむけて、私たちができること 千教組書記長 櫻井 伸行
ある朝、いつものように、バス停に向かっていると、中学生が小走りで私を抜いていきました。後ろ姿から、今日は何か特別な日かな?と感じました。先には、校外学習用のバスが停まっていて、周囲では生徒たちが楽しそうに話していました。その光景が微笑ましく、心地よさとどこかホッとした気持ちになりました。
子どもたちは、笑顔で伸び伸びと過ごしていますか?一日中マスクの生活、今まで当たり前だったことが当たり前でなくなった学校生活もとうとう3年目に入りました。活動が制限される前と今の子どもの様子に変化を感じていることを、多くの方々から聞きます。我慢を強いられながらの毎日、お互いの表情がわからない中での生活が続いています。
改めて、子ども同士、子どもと教職員との対話・コミュニケーションが必要不可欠であることを感じます。感染症対策の環境整備と併せて、人と人との関わり方について見つめ直す大切な年にしていきたいと思います。
千教組は、その年その年の様々な教育課題について、組合員みんなで解決にむけてとりくんでいます。職場を超え、県全体でとりくんでいる私たちの願いは、行政、各教育関係団体、各級議員に加え、様々な産業の方々とも対話を重ね、課題を共有し解決にむかおうと進むことができています。
それは、子どもの健やかな成長のために、互いの力量を高め合う教研活動をすすめたり、よりよい教育環境にむけた署名行動や啓発行動をしたり等、日頃の仕事と併せて地道に努力していることを他団体が認めてくださっているからです。
子ども、職場、社会の今、未来を真剣に話し合い、行動し続けている千教組組合員の誇りと自負をもって、今年度もみんなで頑張っていきましょう。
今 年 度 の 重 点
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教 育 運 動 |
充実した教育研究活動 |
教職員定数増 |
教育環境設備の充実 |
各専門員の増 |
教職員が望む研修制度 |
国・県の学力調査の対応 |
高校入試改善 |
貧困、不登校、外国のルーツ、ヤングケアラー、 性の多様性など、様々な子への対応 |
労 働 運 動 |
実感できる働き方改革 |
賃金・諸手当の向上 |
休暇・処遇改善 |
定年引上げの対応 |
教育現場の人材確保 |
人事評価制度の改善 |
男女共同参画の推進 |
福利厚生の充実 |
組 織 運 動 |
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組合員一人ひとりの所属感の向上と活動意義の深化 |
分会力の向上 |
県、支部、専門部の役員体制、世話活動の強化 |
未組者、新採者、再任用、講師の加入促進 |
組合員の政治への関心向上 |
平和運動の強化 等 |
子どもの成長の実感や素晴らしい仲間との出会いなど、学校でしか味わえない成就感・充実感を得る前に、辞めてしまう若い先生がいます。経験も豊富、やりがいを感じながらも業務の多さに、続けていく自信をもてないベテランの先生がいらっしゃいます。
課題は山積です。だからこそ千教組が必要です。
組合員の皆さん、元気に学校に行っていますか?教室や職員室で笑っていますか?隣の方は、どうですか?困ったこと、心配なことがあったら、支部、本部、仲間に相談してください。
子ども、仲間、そして自分自身が笑顔で生活、働けるためにある千教組です。千教組の存在、とりくみの意義をみんなで共有し、一人ひとりできることからはじめましょう。今、未来が笑顔あふれる学校にむかって共にがんばりましょう!
専門部長の想い
明るい職場・ゆたかな生活・生き生きと輝いて働こう 千教組女性部長 清野 美智子
未だに収まらない新型コロナウィルス感染症への対応をはじめ、より一層多忙感が増している学校現場は、私たちの思いとは違った方向に動いています。
そのような中、女性の視点から声をあげることができる女性部の存在はとても大きなものです。これまで先輩方が獲得してくれた権利を安心して行使できるように、女性部の歴史について学び、活動の意義を考えるとともに、支部・分会と連携して現場の声を集め、次世代に引き継いでいきたいと思います。
Brave and Challenge!! 千教組青年部長 山田 直路
昨年度は青年部みんなで「明るい未来へGO!!」と大きく踏み出し、オンラインと対面の活動の良さを実感する一年でした。
今年度の千教組青年部活動のテーマは「Brave and Challenge!!」です。オンラインと対面の良さをフルに使い、たくさんのことに勇敢にチャレンジし、みなさんがワクワクするような活動にしていきたいと思います。
千葉県の青年部員が一体となり、支え合い高め合っていきましょう。
新たなつながりをめざして 千教組事務職員部長 羽賀 章子
私たち千教組事務職員部は、賃金改善、組織拡大・強化など多くの問題をかかえています。それらを解決していくためには、事務職員どうしがつながり、支え合い、情報を共有し、心を一つにして運動することが大切です。今年度も学習会や交流会等さまざまな行事を予定しています。多くの仲間と新たなつながりができることをめざして活動していきたいと思います。
ともにがんばりましょう!
いきいきとかがやくために 千教組養護教員部長 木原 薫
新型コロナウイルス感染症への対応をしながらの生活は3年目を迎えました。養護教員は、常に感染の不安を抱えながらも最前線で対応にもあたっています。保健室対応、保健行事、様々な健康課題へのとりくみに加え多くの能力も求められ、執務は増大しています。もう一人いてくれたら・・・と複数配置を望む多くの声が届いています。
養護教員自身が、心身ともに健康で職場で輝き、いきいきと執務にあたっていけるよう、複数配置基準の引き下げを引き続き要望していきます。
みなさんの声を大切に! 千教組栄養教職員部長 大口 ちぐさ
栄養教職員部みなさん、日々変わる状況の中、子どもたちの健康や笑顔を守るために、安全、安心でおいしい給食の提供や工夫した食育の実施など、各現場で奮闘されていると思います。少数職種である私たちは、一人ひとりが膨大な仕事量を抱えています。悩みや不安が尽きないのではないでしょうか。そこで栄養教職員部では、つながりを大切に、より多くの声を力に変え、改善に向けて活動したいと考えています。チームとして一歩ずつ、ともにがんばりましょう。