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中央執行委員長あいさつ

すべての人に「居場所」と「出番」を    中央執行委員長 平上 浩之

新年度を迎え、組合員の皆さまにおかれましては、新たな気持ちで教育活動をスタートされていることと存じます。2026年度の始まりにあたり、中央執行部を代表してご挨拶申し上げます。

昨年度、千教組は4年連続となる月例給・一時金の引上げをはじめ、通勤手当の改善、「女性職員の健康管理休暇」の通称使用の実現など、多くの前進を重ねることができました。これらは、署名やアンケート、交渉への参加など、組合員一人ひとりの声と行動による成果です。改めて、心より感謝申し上げます。

今年度、千教組は「すべての人に『居場所』と『出番』を」をスローガンに掲げ、取り組みを進めてまいります。今、教職員を取り巻く状況は厳しさを増しています。精神疾患による休職や早期退職の増加、深刻な人手不足など、現場で懸命に働く教職員の負担は年々重さを増しています。だからこそ今、必要なのは、教職員一人ひとりに『居場所』と『出番』のある職場をつくることだと考えます。『居場所』とは、「安心して自分らしくいられる」と思えること。『出番』とは、「自分にもできることがある」と実感できることです。私たちが今、何より大切にしたいのは、「一人で抱え込ませないこと」です。そのために必要なのが、互いの悩みや本音を語り合い、支え合うコミュニケーションです。これは、私たちが子どもたちに求める「対話」そのものでもあります。そして、その土台となるのが「分会」です。職場の課題を一人で抱え込まず、仲間とともに改善していく場として、職場会(分会会議)を大切にしていきましょう。教職員に『居場所』と『出番』のある職場は、子どもたちにとっても安心できる学校につながります。今、「いじめ」「不登校」「自殺」など、子どもたちを取り巻く課題は深刻さを増しています。だからこそ、どの子にとっても、『居場所』と、『出番』のある学級・学校をめざしていきたいと思います。

また、『居場所』と『出番』は、組合活動においても大切にしたい視点です。「忙しくて参加しづらい」「自分にできることが分からない」―そう感じる組合員さんもいるかもしれません。しかし、組合は誰か一部の人だけで支えるものではなく、一人ひとりの思いや声によってつくられていくものです。だからこそ、誰もが「大切にされている」、「自分にもできることがある」と感じられる組合活動をめざしていきたいと思います。参加しやすい活動の工夫や、声を届けやすい組織づくりなど、『居場所』と『出番』の視点を大切にしながら取り組んでいきます。私たちの運動は、今いる仲間のためだけのものではありません。今の行動が、未来の教職員、そして子どもたちにつながっていきます。

2026年度も、「あなた」「分会」「支部」「本部」が力を合わせ、すべての人に「居場所」と「出番」がある学級・学校・職場、そして組合を、ともに未来へつないでいきましょう。
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