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中央執行委員長あいさつ

組合員の声から始まる 千教組運動       中央執行委員長 渡邉 郁哉

 国内外問わず、日々変化していく様々な情勢。それでも、教育という営みが止まることはありません。子どもの成長を想い、奮闘されている組合員の皆様に、千教組中央執行部を代表してご挨拶申し上げます。

(1)感染症の収束が見えない中で

 新型コロナウィルス感染症の拡大に歯止めがかからず、特に第6波では、教職員に加えて、多くの子どもたちが感染または濃厚接触者となっています。組合員の皆様は、感染対策を施しながらも、教育活動を進めるために、全身全霊をかけて子どもたちと日々向き合っていることと思います。制限のある授業、行事や式典の中止や縮小、マスクの影響で表情が見えない、給食は黙食等、このような生活が続くことで、将来にわたり子どもたちへどのような影響がでてくるのか心配です。ぜひ、子どもたちと向き合う中で感じる様々な不安、懸念、さらに、教育活動を行う上での改善点等、声をお聞かせください。組合員の皆様の声を運動に変え、ともにのりこえていきましょう。

(2)千教組のとりくみ

 「組合はいつまであるんだ?」と問われたことがあります。千教組の存在意義を問われたのだと思います。皆さんなら何と答えますか。
 千教組は今年で結成75年目を迎え、この間、数々の運動を行い、子どもたちを中心に据えたよりよい教育をめざしてとりくんできました。昨年度は、千葉県に限って言えば小学校教科担任制に伴う国加配に加え、千葉県独自に小学校3・4年生を対象とした小学校専科非常勤講師の配置や、出生サポート休暇の新設、教員採用試験の改善等を勝ち取ることができました。どれも組合員の声をもとに戦略を練り、折衝や交渉に臨んできた結果です。また、集まっての活動があまりできない中、オンラインで開催した教研集会は課題もありましたが、県内の教育実践を交流し討議したことは参加した多くの組合員から評価する声をいただきました。

(3)千教組の存在意義

 千教組の運動は、子どもを思う組合員の声が原点です。教職員の力量向上、教職員が安心して働ける職場の構築、豊かな生活の保障、仲間づくり、等々これらは、子どもたちと向き合う教職員の笑顔や、さらによりよい教育につながっているとりくみです。
 千教組の存在意義、それは子どもの成長を想う組合員の願いを実現するために、子どもたちと向き合う組合員の声を運動にできる県内唯一の組織であることです。運動の形は時代とともに変わっていきますが、これまでも、これからも、子どもたちを中心に据えたとりくみであることに変わりありません。
 組合員の皆様、仲間の声に互いに耳を傾け合い、語り合ってください。そして、教育現場の声を千教組に一層お寄せください。これからも、組合員の声から始まる千教組運動を展開してまいります。教職員が健康で安心して働ける職場、子どもたちの笑顔、よりよい教育をめざしともにがんばりましょう。
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