千葉県教職員組合
 中央執行委員長 福田  悟

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 中央執行委員長あいさつ

 すべての子どもたちと組合員のための千教組
  

 

  組合員の皆様におかれましては新鮮な心持ちで新年度をスタートさせていることと拝察いたします。子どもたちも進級・進学に期待と不安を入り交じらせながらも、「今年はさらに」、「今年こそは」と少なからず気持ちを新たにしていることでしょう。私たち教職員は、子どもたちのそんないわば決意を成就させてやりたいとあらためて思う年度初頭です。2017年度のはじめにあたり、千教組中央執行部を代表して、組合員の皆様に連帯の挨拶を申し上げます。
  3月31日に次期学習指導要領が告示されました。小学校5・6年生における英語の教科化、プログラミング教育の必修化などが盛り込まれているほか、小学校では3年生以上で授業時数が増加、さらに、学習内容だけでなく指導方法や評価にまで言及しています。学校での活動の過密化、土曜日や長期休業の活用は、子どもたちの生活からゆとりや自由を奪うことにつながります。効果的な教育は子どもたちの実態からこそ始められるものであり、指導方法や評価は教職員の創意工夫に委ねられるべきものです。総じて、産業界の要請に依拠した改訂内容であるとの思いを禁じ得ません。また、環境整備の裏付けなくして実施を求めることは、学校現場に負担を強いることにつながります。未だに教職員数の大幅な増加は実現していません。新しい教育内容に対応させるための「研修」を増やせば、私たちが子どもたちと向き合う時間は削られます。授業時数増加で校内研修や教材研究の時間をとることが益々困難になります。
  他業種に比較しても異常な超勤多忙、人事評価制度導入等、私たちが前にする課題には枚挙にいとまがありません。子どもたちと私たち教職員、そして家族のために、今こそ千教組組合員が一致団結することを強く呼びかけます。  

(1)大黒柱は教育運動 
  「平和を守り、真実をつらぬく民主教育の確立」、「子どもを中心に据えた教育改革と教育の自由の確立」千教組教研活動の目標です。千教組運動が子どもたちのためにあることを端的に示しています。不滅のスローガン「教え子を再び戦場に送るな」にもつながる、私たちの先輩の反省と決意が表現されています。
  権力に無批判でいることは、ときにすすむ道を誤ります。正しいか正しくないのか、子どもたちにとって最善は何か、子どもたちを目の前にして、いつも私たちは模索をしています。
  千教組組合員の矜持は教育運動を強力にすすめてこそ生まれるものと考えます。教研活動、学校教育改革運動を中心とした教育運動を強力に推進していきます。

(2)「なぜ」「何のために」 
  千教組や各支部でのとりくみにはむろん意義があります。長い歴史があるが故に、当初の思いが忘れられていることはないでしょうか。とりくみがいわばルーティン化し、やり方ややるかやらないかの選択も含め、硬直化していることはないでしょうか。教職員や教職員組合をとりまく環境の変化に対応するためにも、とりくみを総点検し、マンパワーを集中できるよう、とりくみの整理を検討していきます。
  「なぜ」は、教職員組合の存在そのものへの問いでもあります。組合員の皆様一人ひとりがあらためてその意義を認識できるよう、千教組と各支部執行部は努力します。
 
(3)元気に働けるように 
  「人事評価制度」が導入されました。署名、交渉をはじめとするとりくみによって、賃金への反映は2年先送りとなっています。評価の相対化によって職場の協力・協働が失われることは明らかです。賃金反映前であっても、昨年度の評価で複雑な思いを抱いた方は少なくないようです。公平・公正な評価もむろん不可能と断じざるを得ません。(評価者が一度も職場に来ていないという事実もあります。)
  残された時間はわずかです。組合員の皆様の声を後ろ盾にして、県教委との交渉に全力を挙げていきます。
  学校現場の多忙はすでに限界にきています。それでも、子どもたちを預かる教職員は歯を食いしばってがんばっています。学校現場が教職員一人ひとりの自分の時間、家族、自身の健康の犠牲の上に成り立っていると言って過言ではありません。労働時間の管理等、労基法上も深刻な問題を抱えているのが私たちの職場の現状です。気運は高まっています。組合員の皆様の声を確実にとりくみにつなげていきます。
   
(4)すべてのはじまりは一人ひとりの組合員
  組合運動は一人ひとりの組合員、一つ一つの分会が起点です。いわば、ボトムアップです。各組合員、各分会の思い、声にもとづいた効果的な運動を推進するのが執行部の役割です。教育行政との大きな違いがここにあります。千教組、各支部ともに、組合員一人ひとりの声、分会一つ一つの声を集めることに力を惜しみません。組合員の声、学校現場の生の情報こそが、千教組の唯一強力なエネルギー源です。  

  2017年度、千教組は70周年を迎えます。それは、同時に新たな千教組元年でもあります。
 政令市への権限移譲をきっかけとして、千教組と千葉市教組はそれぞれ単独の団体となりました。それぞれの立場を熟慮した上での結論であり、これからも強力な連携をもって互いに運動をすすめていきます。  
  組織的には新たな船出とも言える年となります。課題山積だからこそ、中央執行部は組織の強化と拡大への決意を強くしています。組合員の皆様の思いを実現するために全力で働きます。組合員の皆様には、運動への温かいご理解ととりくみへの積極的な参加・参画を切にお願いいたしまして、2017年度はじめの挨拶といたします。
 

 千葉県教職員組合(略称:千教組)とは?
千教組は、県内の小中学校の教職員で組織された職員団体です
・労働者には労働組合法によって、組合をつくり団結する権利が認められています。県内に15,000人をこえる仲間がいます。
千教組は、働くものの権利として、勤務・労働条件の改善をはかります
・私たち教職員も「家族の暮らしを守りたい。豊かに生活したい」という願いをもっています。賃金引き上げや勤務条件の改善にむけて交渉できるのが組合です。働く仲間の要求実現にむけてとりくんでいます。
千教組は、民主教育の確立と、ゆきとどいた教育の実現をめざしています
・私たち教職員は、子どもの未来のためにがんばっています。そのためには、教える側の力量も向上しなければいけません。自主的な研修を大切にし、民主的な学校づくりをめざしています。
・ゆきとどいた教育のために、教職員の定数増など教育条件整備にも力を入れています。